物質名
フラーレン
組成式
C
特徴
炭素の同素体のひとつである。1970年に大澤英二により理論的に予言されていたが,1985年にクロトー(英)とスモーリー(米)の共同研究(ヘリウム気流中でグラファイトに高出力レーザー光を照射した)によってフラーレンの一つであるC60が発見された。その球形構造(サッカーボールの構造)が,建築家バックミンスター・フラーの作品を連想させたため,バックミンスターフラーレンのちにフラーレンと命名された。これは正二十面体の角を切り落とした形に相当する。
C60,C70,C76,C78,C82,C84,C90,C96など多数知られている。
参考