ICT活用事例

鎌倉学園高等学校
社会科

実教出版 株式会社
授業支援デジタルコンテンツ

目的・課題

導⼊のきっかけや当時の課題を教えてください

社会科 神田基成 先生

2020年度高校1年生から年次進行にて生徒一人一台Chromebookを所有、G Suite for Education(現 Google Workspace for Education Fundamentals)を利用しての学習がスタートしました。それまで授業ごとに紙に記入させて回収していた生徒コメントの確認がリアルタイムで可能になったほか、スライドへの手打ち入力の必要もなくなり、次の授業の冒頭で紹介するまでの時間が大幅に短縮できています。学習の定着をGoogle Formによるクイズ形式で確認し、クラスの苦手項目を抽出する際、一問一答のデータを活用しています。

ICTツール

iPad
PCおよびiPad/Chromebook
G Suite for Education
プロジェクタ

Chromebook
G Suite for Education

授業支援デジタルコンテンツ

一問一答

  • 教科書の学習内容を一問一答化したWordデータ
  • Wordデータなので、表現を1文字単位で編集可能
  • 世界史A:169回 世界史B:80回

準拠演習ノート

  • 教科書の学習内容を穴埋め・問題形式にした、準拠演習ノートのWordデータ
  • Wordデータなので、表現を1文字単位で編集可能

一問一答

用語の定着に

Point
  • Google Classroomでの配信によりペーパーレス化でき経済的
  • 学習進捗管理や習熟度がリアルタイムでチェックできる

今までの授業に新しい風

一問一答のデータを、Google Formで編集・4択問題にしてClassroomで配信しています。生徒の取り組みやすさを考慮し、4択形式に作り替える点などで多少の手間はかかりますが、学習進捗の管理や習熟度の確認に使え、得られるものが多いです。もちろん、提出状況は成績評価の平常点に加えています。

世界史は年代(タテ)に加えて地域横断的(ヨコ)に学習するため、特に用語の定着が欠かせません。生徒が一問一答に取り組むことで、授業での歴史的理解が深まることを期待しています。また、4択形式ではダミー選択肢の作成に苦心しながらも、少し工夫をしています。生徒が少しでも楽しく取り組めるよう、アニメネタなどを選択肢に入れています。ガンダムの登場人物は生徒もわからなかったのですが、ラピュタの登場人物はわかる生徒が多く、ジブリの偉大さを感じました。また、定期試験前には「準拠演習ノート」のデータを配信して時系列の整理や地図の確認に活用しています。

今後の課題として、グループ学習などの実施があります。ICTは物凄いスピードで変化しています。各種のサービス・機能を活用しながら、今後は単元終わりのタイミングで、教科書の「~世紀の世界」や「テーマ」などを素材として、グループ学習にも挑戦したいと考えています。