デジタルファブリケーション ワークブック


 デジタルファブリケーション ワークブック
仕様 B5判 96頁
ISBN 978-4-407-36775-1
発行日 2025年11月10日発行予定

デジタルファブリケーションに関する基礎から簡単な応用まで~実習を通して学べるワークブック~

 

●学科や教科の特徴、導入設備に応じて自由に学習を開始できる構成です。

●座学と実習、基本的な内容と応用的な項目を含み、教育現場で無償使用可能なソフトウェアや一般的なデジファブ機器を紹介しています。

●初めてデジファブを教える先生をサポートする教授用指導資料(動画含む)完備

 

 

 

◎本書の構成◎ ※構成内容は一部変更になる可能性がございます。

 

●STEP0 デジファブを学ぶための基礎知識

STEP0 では、デジファブ学習に取り組むために事前に知っておきたい様々な知識(機器の名称や役割、著作権などのライセンス、図面の表し方)を紹介します。

 

●STEP1 デジファブでつくろう

STEP1 では、デジファブの基礎的技術の習得を目標とします。おもなデジファブ機器(3D プリンタ、3D スキャナ、レーザカッタ、UV プリンタ)とソフトウェア(3DCAD、スライサ、3D モデリングソフト、2D 画像編集ソフト)を用いて製作します。学校に導入されている機器やソフト、生徒の習熟度に応じて選択的に項目を選ぶ

ことができ、応用的な解析やシミュレーションも学べます。

 

●STEP2 デジファブで「コマ」を開発してみよう

STEP2 では、「コマ」の開発を題材にして実社会で行われているモノづくり(観察・調査→仮説→発散と収束→試作→アイデアの発表・評価)の流れを体験します。

 

●STEP3 デジファブでアイデアを「カタチ」にしよう

STEP3 では、自分の「アイデア」を具体化する手法を学びます。STEP2 で学んだ流れを応用して(観察・調査→仮説→発散と収束→試作→結果の観察と対応→(再び発散と収束に戻る)→アイデアの発表→評価)で、問題を発見・解決しながら進めます。

 

 

◎著者について◎

 

●梅澤陽明

大手建機メーカーで超大型ショベルの設計開発に携わった後、2012年にファブラボ渋谷を設立。デジタルファブリケーションの魅力に引かれ、その可能性を社会に届ける活動を続けている。3Dモデリングや3Dプリントを活用した試作開発・製品企画を専門とし、教育機関と連携した教材開発やワークショップも多数実施。近年は、教育カリキュラムの設計や創造的な学びの場となる施設プロデュースにも注力している。横浜美術大学非常勤講師。お茶の水女子大学非常勤講師。

 

●塩澤 豊

自動車業界での機械設計者、外資系3Dデザインソフトウェアベンダーでの技術営業を経て、2019年から3D技術コンサルタントとして独立。ハードウェアスタートアップ企業に対する3D技術コンサルティング等を実施。デジタル技術を活用したものづくりを広めるため、企業向け支援、個人でものづくりを楽しむMAKERや子供向けSTEM教育など、3Dソフトウェア技術の啓蒙活動を行っている。

 

●山路康文

大手家電メーカーや大手ホームセンターでのプロダクトデザイン職、IT企業でのアプリデザインやIOTデザイン職を経て、東京藝術大学、秋田公立美術大学、横浜美術大学、埼玉工業大学にて教弁をとる側、フリーランスデザイナーとしても活動。デジタルファブリケーションを活用した製品開発や実製品制作を多数手掛けた経験から、児童向けから大学生向けのSTEAM教育理念に基づいた教育プログラムを開発し実施している。