農業703 植物バイオテクノロジー
令和4年度用 新刊


 農業703 植物バイオテクノロジー 令和4年度用 新刊
監修 三位正洋
執筆 小野道之、國武久登、柴田大輔、鈴木栄、三柴啓一郎、中野勝、栗原宏泰、清水美果、高橋和彦、高橋晋太郎
仕様 B5判 218頁
ISBN 978-4-407-20459-9
発行日 2022年01月25日発行予定

培養操作をはじめ、すべての記述にわたり、一貫して図解による展開を図った教科書

図解による展開

材料の採取から無菌操作、茎頂の摘出、置床のしかた、順化など、培養の操作手順の説明では、本文記述は骨子にとどめ、操作の流れを具体的な図解と図説明で展開しました。

教材の取り上げ方

具体的な培養操作を扱う各論は、理解しやすいように茎頂培養・胚培養・器官培養などの培養対象別に取り上げ、教材は、全国の各学校で共通的に取り上げられているものを厳選しました。

やさしく、わかりやすい記述

文章はできるだけ短くし、箇条書きを多用するなど、簡潔・平易な表現を心がけました。読みにくい用語や小学校で学習する常用漢字以外の漢字には、振り仮名をふりました。

主体的・対話的で深い学び

「やってみよう」「調べてみよう」「話し合ってみよう」など、適切な課題を側注欄の随所に挿入して、指導の便を図りました。

編修方針

バイオテクノロジーに関する基礎的・基本的な知識と技術を習得することによって、バイオテクノロジーへの興味・関心を喚起し、学習した知識と技術を実際に農業の各分野へ応用できるようにしました。また、バイオテクノロジーは環境問題とも密接に関わりがあり、その解決にも大きな力が発揮できる技術であることがわかる教科書としました。


第1章 植物バイオテクノロジーの意義と役割
1 バイオテクノロジーとは何だろう
 1 生物の機能とバイオテクノロジー
 2 バイオテクノロジーの歴史とあゆみ
2 人間社会とバイオテクノロジー
 1 農業とバイオテクノロジー
 2 産業とバイオテクノロジー
 3 環境調和とバイオテクノロジー
3 植物バイオテクノロジーとプロジェクト学習
 1 プロジェクト学習とは
 2 プロジェクトの進め方
 3「植物バイオテクノロジー」におけるプロジェクト学習

第2章 植物バイオテクノロジーの基礎
1 植物とは何だろう
 1 いろいろな生物
 2 いろいろな植物 
2 植物のからだ
 1 植物体のなりたち
 2 植物細胞の構造と働き
3 植物の細胞分裂と分化
 1 細胞の分裂
 2 分化と植物ホルモン
4 植物の生殖と遺伝
 1 植物の生殖
 2 遺伝のしくみ
 3 遺伝子 
 4 形質の発現
 5 遺伝子診断

第3章 植物組織培養の基礎
1 組織培養とは何だろう
 1 組織培養とは
 2 組織培養の目的
2 組織培養の方法
 1 組織培養の手順
 2 培地の組成と調整
 3 無菌操作
 4 培養組織の生育と環境
 5 順化
 6 培養苗の検定
3 組織培養の施設と機器・器具
 1 施設
 2 機器・器具 
4 安全管理
 1 器具のとり扱い
 2 薬品のとり扱い
5 実験計画と進め方
 1 実験計画
 2 実験の進め方 
 3 実験結果のまとめ

第4章 植物組織培養の実際
1 ラン類の播種と培養―共生培養と無菌播種―
 1 ラン類の播種と培養
 2 ラン類の交配と採種
 3 コチョウランの未熟種子の播種と培養 
 4 シランの完熟種子の播種と培養
 5 サギソウの共生培養法(鉢播きによる実生育成法)
2 茎頂培養
 1 茎頂培養とは
 2 カーネーションの茎頂培養(ウイルスフリー個体の育成)
 3 シンビジウムの茎頂培養(ウイルスフリー個体の育成)
 4 イチゴの茎頂培養(ウイルスフリー個体の育成)
 5 ブドウの茎頂培養(ウイルスフリー個体の育成)
 6 アスパラガスの茎頂培養(不定胚誘導による増殖)
 7 ジャガイモの茎頂培養(マイクロチューバー誘導による増殖)
 8 ブルーベリーの茎頂培養(節培養による増殖)
3 組織片の培養
 1 組織片の培養とは
 2 ユリの花器官培養
 3 キクの花弁培養
 4 ニンジンの肥大根培養
4 やく培養
 1 やく培養とは
 2 イネのやく培養
5 胚培養
 1 胚培養とは
 2 サクラソウの胚珠培養

第5章 細胞融合と遺伝子組換え
1 細胞融合
 1 細胞融合とは
 2 細胞融合の目的
 3 細胞融合の方法
2 遺伝子組換え
 1 遺伝子組換えとは
 2 遺伝子組換えの方法
 3 遺伝子組換え作物の安全性と実用化における課題

第6章 バイオマスの利用
1 バイオマスとは何だろう
 1 バイオマスとは
 2 バイオマスの役割
 3 資源としてのバイオマス
 4 バイオマスの利用を支える微生物
 5 バイオマス変換利用の将来展望
2 バイオマスエネルギーの変換利用
 1 バイオマスエネルギーの利用
 2 バイオマスからバイオ燃料への変換
 3 メタン生成菌によるバイオマスエネルギーの利用

第7章 植物バイオテクノロジーの成果と展望
1 農業における植物バイオテクノロジーの成果
 1 植物バイオテクノロジーの成果
 2 植物遺伝資源の保護と保存
 3 実用化への課題とこれからの展望
2 植物バイオテクノロジーの展開
 1 食料生産に対する貢献
 2 遺伝子組換え作物の利用に関する現状
 3 医薬品などの有用物質生産に対する貢献
 4 地球環境の保全や環境修復に対する貢献

第8章 植物バイオテクノロジーの実践
1 植物バイオテクノロジーの実践活動
 1 地域の伝統食材の保存と絶滅危惧植物の保護
 2 高校生による地域の絶滅危惧植物の保護

付録
1 各種基本培地の組成 
2 園芸用肥料を用いた簡便培地(H培地)のつくり方
3 ペーパーウィック法の培地のつくり方 
4 安全ピペッターの使い方
5 おもな植物ホルモン・植物ホルモン様物質の質量濃度(g/L)とモル濃度(mol/L)の換算表
6 植物ホルモン・植物ホルモン様物質の溶かし方
7 植物バイオテクノロジーで用いられる単位

出典一覧
さくいん


  • 検討の観点と内容の特色・年間学習指導計画案・評価の観点    Update:2021-12-03
    「農業703 植物バイオテクノロジー」検討の観点と内容の特色・年間学習指導計画案・評価の観点