大学基礎 機械材料


 大学基礎 機械材料
門間改三
定価 2,860円(本体:2,600円)
仕様 A5判 248頁
ISBN 978-4-407-02328-2
発行日 1993年12月10日発行

既刊「大学基礎機械材料 改訂版」を、構成・内容等はそのままに、重力単位系から計量法に基づくSI 単位系へと移行。使用上の便を考慮して、両単位の換算表を記載。

●目次●金属の通性/合金の平衡状態図/構造用合金鋼/工具材料/鉄鋼の防食とステンレス鋼/鋼の表面硬化/鋳鉄/非鉄金属材料/非金属材料ほか

第1章 金属の通性
 1-1 金属の結晶構造
  1-1-1 結晶格子
  1-1-2 単位胞中に含まれる原子数
 1-2 金属の塑性変形
  1-2-1 金属の結晶と塑性変形
  1-2-2 加工硬化と再結晶
第2章 合金と平衡状態図

 2-1 金属の相とその通性
 2-2 金属の凝固と融点の測定
  2-2-1 純金属の凝固
  2-2-2 純金属の融点の求め方
  2-2-3 合金の凝固とその表し方
 2-3 状態図とその見方
  2-3-1 全率固溶体型状態図
  2-3-2 共晶型状態図

 

第3章 鉄と鋼

 3-1 製銑法と製鋼法
  3-1-1 製銑法
  3-1-2 製鋼法
  3-1-3 鋼塊
  3-1-4 鋼塊の加工による材質変化 
 3-2 純鉄の変態と組織
 3-3 炭素鋼の状態図と組織
  3-3-1 炭素鋼
  3-3-2 Fe-C系平衡状態図
  3-3-3 状態図による組織変化の説明
  3-3-4 鋼の降伏点現象と標準組織の機械的性質
  3-3-5 鋼の性質に及ぼす不純物の影響
 3-4 鋼の熱処理
  3-4-1 鋼の焼きなまし
  3-4-2 冷却速度と変態温度の関係
  3-4-3 鋼の連続冷却変態とCCT曲線
  3-4-4 鋼の恒温変態とベイナイト組織
  3-4-5 鋼の焼ならし
  3-4-6 鋼の焼入れ
  3-4-7 焼入れた鋼の焼もどし
 3-5 炭素鋼の組成と用途
  3-5-1 一般構造用圧延鋼材
  3-5-2 機械構造用炭素鋼
  3-5-3 鋳鋼
 3-6 冷延鋼板
  3-6-1 絞り加工性試験
  3-6-2 冷延鋼板の組成と製法
  3-6-3 冷延鋼板のJIS規格
  3-6-4 高強度冷延鋼板
  3-6-5 複合組織鋼板
 3-7 鉄の粉末冶金法とその製品
  3-7-1 粉末冶金法
  3-7-2 焼結材料の強さ

 

第4章 構造用合金鋼
 4-1 熱処理しないで使う合金鋼
  4-1-1 低合金高張力鋼
  4-1-2 快削鋼
 4-2 焼入れ焼もどし状態で使う合金鋼
  4-2-1 焼入性に及ぼす特殊元素の影響
  4-2-2 焼入性を保証した構造用鋼材
  4-2-3 特殊元素の焼きもどしに対する抵抗性
  4-2-4 鋼のもろさ
 4-3 構造用合金鋼の規格と用途
  4-3-1 マンガン鋼
  4-3-2 クロム鋼
  4-3-3 クロムモリブデン鋼
  4-3-4 ニッケルクロム鋼
  4-3-5 ニッケルクロムモリブデン鋼
  4-3-6 高マンガンオーステナイト鋼
第5章 工具材料

 5-1 炭素工具鋼
 5-2 合金工具鋼
 5-3 工具鋼の熱処理
 5-4 高速度鋼
 5-5サーメリット
  5-5-1 WCを主体とした超硬合金
  5-5-2 その他のサーメット
 5-6 切削工具用セラミックス
  5-6-1 セラミックスコーティング工具
  5-6-2 セラミックス切削工具
 5-7 工具硬に類似した鋼
  5-7-1 軸受鋼
  5-7-2 ばね鋼

 

第6章 鉄鋼の防食とステンレス鋼
 6-1 鉄鋼の腐食と防食法
  6-1-1 空気中の腐食
  6-1-2 液中の腐食
  6-1-3 鉄鋼の組成および組織と腐食の関係
  6-1-4 鉄鋼の防食法
 6-2 ステンレス鋼
  6-2-1 クロム系ステンレス鋼
  6-2-2 クロム--ニッケル系ステンレス鋼
第7章 高温における鉄鋼の性質と耐熱材料

 7-1 鉄鋼の高温酸化
 7-2 鋼の高温度における機械的性質
  7-2-1 短時間引帳試験
  7-2-2 長時間引帳試験
 7-3 一定応力のもとにおける変形またはクリープ
 7-4 耐熱鋼
  7-4-1 JISに規定されている耐熱鋼
  7-4-2 超耐熱合金
 7-5 機械構造用セラミックス
  7-5-1 窒化けい素
  7-5-2 ジルコニヤ

 

第8章 鋼の表面硬化
 8-1 高周波焼入れ
 8-2 浸炭
  8-2-1 固体浸炭
  8-2-2 ガス浸炭」  
  8-2-3 浸炭用鋼
  8-2-4 浸炭した鋼の熱処理
  8-2-5 浸炭硬化したものの機械的性質
 8-3 窒化
  8-3-1 ガス窒化
  8-3-2 その他の窒化法
第9章 鋳鉄
 9-1 鋳鉄の組織と状態図
  9-1-1 Fe-C系状態図と鋳鉄の組織
  9-1-2 鋳鉄の組織図
 9-2 各種の鋳鉄
  9-2-1 ねずみ鋳鉄品の性質
  9-2-2 その他の鋳鉄
 9-3 鋳鉄の熱処理
第10章 非鉄金属材料

 10-1 ニッケルとその合金
  10-1-1 ニッケル
  10-1-2 ニッケル合金
 10-2 銅とその合金
  10-2-1 銅
  10-2-2 銅合金
 10-3 アルミニウムとその合金
  10-3-1 アルミニウムの製造および性質
  10-3-2 アルミニウム合金
  10-3-3 鋳造用アルミニウム合金
  10-3-4 展伸用アルミニウム合金
 10-4 マグネシウムとその合金
 10-5 チタン
 10-6 すず・鉛・亜鉛とその合金
  10-6-1 すず
  10-6-2 鉛
  10-6-3 亜鉛
  10-6-4 軸受用合金
  10-6-5 ろう付用合金

 

第11章 非金属材料
 11-1 機械材料としての非金属材料
 11-2 基礎材料
  11-2-1 セメント
  11-2-2 モルタルおよびコンクリート
 11-3 耐火材料および保温材
  11-3-1 耐火材料または耐火物
  11-3-2 保温材
 11-4 木材・皮・ゴム
  11-4-1 木材
  11-4-2 加工木材
  11-4-3 皮
  11-4-4 ゴム
 11-5 プラスチック
  11-5-1 熱可塑性プラスチック
  11-5-2 熱硬化性プラスチック
  11-5-3 プラスチックの機械的性質
  11-5-4 プラスチックの切削加工
  11-5-5 強化プラスチック
  11-5-6 プラスチックの機械部品としての使用例
  11-5-7 プラスチックの接合
 11-6 接着剤
  11-6-1 合成樹脂による接着
  11-6-2 接着強度に影響する因子
 11-7 塗料
  11-7-1 塗料の分類
  11-7-2 合成樹脂系塗料
  11-7-3 目的別各種塗料
 11-8 潤滑剤
  11-8-1 潤滑油の粘度
  11-8-2 潤滑剤の機能
  11-8-3 鉱物性潤滑油
  11-8-4 グリース

 付録 SI単位と換算率表
 索引