分子名

アセチルサリチル酸

示性式

C6H4(OCOCH3)COOH

構造式

特徴

サリチル酸を,少量の濃硫酸を存在下に無水酢酸でアセチル化して得られる。フェノール性ヒドロキシ基がアセチル化されているため,塩化鉄(Ⅲ)水溶液では呈色しない。融点135 ℃の白色固体である。世界で初めて人工合成された医薬品で,アスピリンともよばれる。解熱鎮痛剤として用いられる。

参考

サリチル酸
サリチル酸メチル