平成18年度に実施された第二種電気工事士技能試験は,昨年度までと比較して次のような大きな変更点がありました。
  ①技能試験の候補問題を事前に公表することとなりました。
  ②「材料等選別試験」が廃止され,従来の「単位作業試験」だけとなりました。
  ③技能試験における材料の追加支給については,従来は,受験者からの要望により支給(支給品によっては、欠陥の対象となる)していましたが,平成18年度から端子ねじ,リングスリーブおよび差込形コネクタは,作業のやり直し等で材料に不足が生じた場合に限り支給され,その他の材料は,一切支給しないこととなりました。

1.回路の特徴
 ランプレセプタクルの負荷を点滅器で点滅する回路である。加えて埋込形コンセントと埋込接地端子を設ける。また,他の負荷への送り配線も必要とする。

【電気回路図】


【完成施工図】

2.チェックポイント
  ①ランプレセプタクルの端子へ,電線の巻きつけ方向(右ねじ方向)は正しいか。
  ②ランプレセプタクルの接地極に白線が接続されているか。
  ③ランプレセプタクルの台座からケーブルの外装が出ているか(約2~3mm)
  ④コンセントの接地極に白線が接続されているか。
  ⑦連用取付枠の上段にコンセント,下段に埋込接地端子が付いているか。
  ⑧リングスリーブの刻印は正しくされているか(1.6mm2本は圧着ペンチの特小で「○」の刻印,1.6mm3本は「小」の刻印)。