<テキストP.219,222参照>

(a)1日当たりの総流量つまり貯水量[]を求める(12を24時間流入する)。
   =12×3600×24=1036800≒1040×
(b)使用流量[]をもとめる(貯水量を6時間で使いきる)。
   [] (:発電時間[h])
  上式に=1040×=6hを代入する。
  ≒48.15
  発電電力[kW]を次式より求める(テキストP.219式(3・4)をもちいる)。
   =9.8[kW]
  上式に=80m、=48.15=0.85を代入する。
   =9.8×80×48.15×0.85
    =32087.16kW≒32,000kW

【別解】
(a)図のように、右縦軸に流量の目盛りをとる。
 
発電に使用される部分は[]だけ12より多くなっている。図のの面積と(A+B)の面積が等しいと考えられる。
 C=A+B
 ×6=12×12+12×6
 6=216
 =36
発電に使用される流量+12=36+12=48となる。この流量が6時間ですべて消費される。つまり貯水量(=1日の総流量)[]は次のように求まる。
 =3600×6×48=1036800
         ≒1040×
(b)=48なので、テキストP.219式(3・4)を用いると次のようになる。
  =9.8=9.8×80×48×0.85
   =31987.2kW≒32,000kW

※解説文中のページ数・式番号等は「電験三種 徹底解説テキスト 法規」の関連ページ数・式番号

■答 (a)-(4),(b)-(4)