社長挨拶

ご挨拶

本社

<これまでの出版活動とその理念>
 実教出版は、昭和16年(1941年)創立以来、高等学校、大学・短大、専門学校などの各学校段階における教科書・学習教材や理工図書・商経図書・情報図書などの教育関連図書を出版してまいりました。また、社会人向けにも、専門書・技術書・各種資格用学習書などを出版してまいりました。高校生から社会人までの「生涯学習」に寄与するという重要な社会的役割の一端を担い、「教育・学習に貢献する」ことを理念として出版活動を展開してきました。
 高校生から大学生、あるいは社会人としてそれぞれ成長していく段階で求められる人間の「知性・知識」や「技術・経験」など、幅広い分野での新しい知見をわかりやすく提供することが実教出版の使命であり目的でもあります。


 実教出版の出版ジャンルの大きな柱は、高等学校の教科書・教材類です。
 高等学校の共通教科においては「基礎・基本の習得から大学受験まで」に対応した様々な教科書・教材類を発行しています。
 専門教科の各分野(農業科・工業科・商業科・水産科・情報科・家庭科・福祉科・看護科)においては、専門知識・技術を十分に習得できる教科書・教材類などを幅広く発行しています。こういった高等学校教育各分野に貢献するバランスのとれた出版活動を繰り広げてまいりました。
 特に専門教育においては、戦後から現在に至るまでの日本の農・工・商を中心とする産業界で活躍されてきた方々にとっての重要な教科書として、一定の貢献を果たしてきたものと自負しております。

 

<教育事業の一環として女子学生ハイツの運営>
 昭和55年(1980年)には、教育事業の一環として本社敷地内に「市ヶ谷女子学生ハイツ」を建設・開設し、首都圏の大学に通学される女子学生に安全・安心で便利な学生生活の場を提供しています。教科書会社ならではの女子学生の皆さんのお気持ちに沿った快適で行き届いたサービスを提供し、大変好評をいただいております。

<これからの出版事業にむけて>
 現在、ICT技術の進展とともに、教育環境が大きく変化してきています。小・中・高等学校、大学に至るまで、教育のICT化にむけて様々な取り組みが進んでいます。
 実教出版では、従来どおり、数多くの教科にわたる高等学校用教科書を発行していくとともに、デジタル教科書・デジタル教材の発行を始めとして、教育のDXに対応した新しい教育・出版の先を見据えた事業展開を進めています。
 実教出版は、これからもまた、新たなビジネスモデルを構築して、「知と科学技術」の進展がもたらす新しい社会に相応しい出版物や学習教材の開発に取り組んでまいります。教育・学習を支えることを大切にしながら、新しい事業を展開してまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。


代表取締役社長 小田 良次